サラリーマンがタイヤを手組みしてみた(取外し偏)
タイヤを外すということ
こんなにきっちりハマっているものを手で外せるのか?私も最初はそう思いました。しかし、理屈を考えれば簡単なのです。ホイールというものは下の画像のように、真ん中がスリバチ状にへこんでいます。
ホイールの真ん中の落ち込み部分にタイヤを落としてあげればいいのです。イメージ的には、この落ち込みを使ってタイヤを斜めにしてタイヤを付けたり外したりします。これは、チェンジャーも手組みも方法(理屈)は一緒です。
それでは、前回紹介した道具を使って手組みしてみましょう!!
1、ビートを落とす
まずは、エアーを抜きます。エアーが完全に抜けたらタイヤがホイールが密着している部分(ビート)をホイールから外します。ここで登場するのがビートブレーカーです。テコの原理でビートを落としていきます。
ビートブレカーでタイヤを押していくと・・・・
この様に、タイヤとホイールとの間に隙間ができます。これを1周やります。
裏側も同じように落としていきます。
ちなみにタイヤレバーのみでビートを落とすことも可能です。
このタイヤではちょっと厳しそうでした(笑)
2、タイヤの表側を外す
タイヤのビートが落ちると、ホイールのスリバチ状のところに、ビートの部分が落ちるようになります。そうなると、あとはテコの原理でタイヤを外すことができるのです。
この様にタイヤレバーを使ってビートをぐいっと持ち上げます。
さらにグイッと!!
この様に、ちょっとずつタイヤをホイールからはずしていきます。画像ではわかりにくいですが、手前側のタイヤのビートがホイールのスリバチ状のところに落ちています。簡単に言うと、タイヤが斜めになっているのです。
タイヤ半分以上外れればこっちものもです。あとは簡単に外れます。
3、タイヤの裏側を外す
タイヤの表側が外れれば、もう終わったようなものです。タイヤは完全にフリーになっていますし、簡単に斜めにすることができます。
それでは、裏面を外していきます。
タイヤを裏返しにして今度は、レバーを使ってホイールを斜します。裏側はこの方が作業がしやすいです。そして、もう一本のレバーでタイヤとホイールの隙間を・・・・
・・・このようにするとホイールが表にでてきます。あとはこれを繰り返していくとホイールからタイヤが外れます。
取外し完了!
無事タイヤが外せました。
適宜潤滑材を使用すると、楽に作業できます。
いかがでしたでしょうか?以外と簡単にタイヤって外せるものです。
ただ、国産のスポーツタイヤはサイドが硬くて人力では厳しいものもあります。
ちょっと力が要りますが、コツをつかめば簡単です。
サラリーマンだって、やればできるのです(笑)
※手組み方法には色々な方法があり、これは方法のごく一部です。
また、怪我をする恐れが十分にありますので、注意してください。
この方法でホイールを壊しても、NC.NRでお願いします(笑)
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